2014年2月10日月曜日

Panasonicクロモリロード STI導入 ST-6500(3) 加水分解したブラケットカバーを復活させる篇

ブラケットカバーのべたべた

ST-6500(7700・5500)がオクなどで安値で売買されるのは
(または出てこないのは)
ひとえにブラケットカバーのスペアが製造中止、在庫切れと言うことに理由があります。

ST-6500 ブラケットカバー代替品の情報

ブラケットカバーが死んでいる(または死にそうな)ものは売りづらいってことです。
安いからって気安く手を出さないように気をつけてください。

でも、
破れているものはどうしようも無いとして(シュー・グーなどでくっつける?)
「ゴムがダメだ」のうち、「べたべたになって溶けている」は実は何とかなります。
ゴムがいかにも悪い状態ですね。ベタベタです。

加水分解したゴムを復活させる方法

ゴムがベタベタして溶けていく劣化を加水分解と言うそうです。
ベタベタを無くし、溶けていくのを押さえれば十分使用に耐えるはず。

加水分解を止める方法は
①無水エタノール・イソプロピルアルコール等で拭き取る

無水エタノールP 500mL 

②ラバー保護ケミカルを使う
KURE [ 呉工業 ] ラバープロテクタント (300ml) 

KURE シリコンルブスプレー 420ml 
これらを状態によって使い分けます。

ベタベタが取れつやつやに

今回は①の方法では解消できませんでした。
②のうちラバープロテクタントも不発。

シリコンルブを思いっきり掛けてしばらく置き、ウエスでぬぐっていくと艶が出てきて、
ベタベタがとれています。
これを何度か繰り返し一晩置いておきました。

ちょっとテカリが出ましたが、イヤなつるつるではなく心地よいすべすべ加減です。
何より全くべたつきがない!

さすがに新品のゴム独特のグリップ感は望むべくもないですが、
これなら十分使用に耐えそうです。 ←ダメでした。しばらくすると再びべたついてきます。

→(追記)無水アルコールの作用は加水分解した部分を除去すること(分解していないラバーは無水アルコールでは拭き取れない)。この施術をして一時的に復活したように感じても残った部分が次々と加水分解することは避けられないので、しばらくすると再びべたべたになる。
シリコンルブは油分抜け?したラバーに油分を加え艶を与えるが一定以上進行した劣化は止められない。
つまり時間には勝てないと言うこと。人間の老化と同じですね。
(参考)http://hitoriblog.com/?p=54520

3000円そこそこのSTIに+ルブの298円ならアリですね。 ←ナシです。

と言うわけでWレバー台座のアウターストッパーと、ブレーキ・シフトワイヤー類を準備するといたしましょう。

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