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2024年6月10日月曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その10「試走」(最終回)

 

ST-6600+RD7402(9速運用)での再STI化はずいぶん前に終わっていたのだが
もろもろあって昨日初めて試走した。

まだ調整を詰めてはいないが
ポン付といっていい程度の現状でも
きちんと変速している。

スタンド上での調整の時に見られた5-6速間のもたつきはあるものの
(場合によっては2クリック必要)
他のギアへのチェーンのあたりなどはなく
きちんとギアにチェーンが乗っている。

レースをするわけではないので
実用には十分
インナートップ、アウターローのたすき掛けも使える。
キャパシティも総キャパ、最大ギアともに1オーバーしているが問題なさそう。



右のみということで格安で入手した中古のST-6600も動作は良好で
RD-7402と合わせかっちりした変速感が好ましい。


少しレバーへの体重のかかり方が大きく
そのせいで
TEKTROのヒンジ部分と手の干渉が気になったが
バーを少ししゃくることで解消。
ステムの締めが甘く走行中に前下がりになっていたようだ。
(その後少ししゃくりすぎてこれまた変な感じだったのだが途中で調整)

ハンドルバー、ブラケットの角度や高さはポジションに大きな影響を与えることを再認識。
これも詰めていく必要がある。

中華通販サイトで購入した格安バーテープ(スパ〇ズ風)もこれはこれで充分な感じ。


なんかいい感じになっちゃった♡

2024年6月9日日曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その9「結線」


ブレーキケーブルおよびシフトケーブルを張る。

ブレーキインナーは
ひとそれぞれさまざまな調整方法があると思うが
ブレーキはいつも通りシューがリムに軽く触れるくらいでとめておいて
レバーを強く握ると適当なクリアランスが取れる。
(シマノのステンケーブルの場合)


シフトインナーも
仮止めした後少し横から引っ張ってたるみを出し
改めて軽くピンと張った状態で本止めして終わり。
こういうとこ外装ケーブルは作業が楽。


右側はWレバーからアウターストッパーに変更。


RD-7402デュラは「すん」とした印象

トップとローギアでの可動域を固定して
トップ側2段と3段で変速調整をするのは
いつも通り。
10速レバーの1段空打はトップのところで吸収
9速運用できている。
5段から6段への変速で若干怪しいところがあるものの
調整を詰めていけば解消しそう。
各段で他のギアへの干渉は感じられない。


中華通販サイトで買ったスパカズ風のバーテープを巻いて完成。




2024年5月19日日曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その8「結節」

 


というわけで
チェーンを張り終わると
ケーブルつないで調整して終わり

寂しくなっちゃいます

今回チェーンは新調せず
既存の流用ですけれども

冒頭画像にあるように
長さはまぁ丁度 かな

トップが14t インナーが34tなことを鑑みると
アウタートップ半コマ短めでむしろベターか

あのハリガネは
チェーン繋ぐときの重要ツール
折れたスポークをまげて自作しました


こうして繋ぐときに使います


必要なのはチェーンピンとチェーンカッターです

大した作業ではない

2024年5月18日土曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その7「決断Ⅱ」~または異径パーツの咬合について~


「今度はビール缶をシムにしてみた」という話

冒頭画像のようにCHINELLI 1Rステムの内径は26.4mm(何なら26.45mm)
対して換装予定のハンドルバーNITTO mod.55の外径は26.0mm(同25.9mm)


当然きちんと留まらない。
というわけで
Mod.55を使うためには26.0mmのステムを用意しなければならない
ということは承知していた。

以前にもシムをかます方法は惨敗していたので→コチラ

ただ
SHIMANO600を黒染めor塗装して使用するのも
新しく購入するのもなぜか
いまいち乗り気になれない。

そこで未練たらしく調べてみると
(時代的にニーズがないのだろう数は少ないがそれでも)
チネリステムと他社バーの相性問題の情報はちらほら出てくる。

その中で「シム」を使えば?という記述を発見したので
もう一度「シム」を試してみることにした。
(今考えてみると「うまくいった」という実例ではなかった)

そこで今度はプラモ用アルミシートではなく
件のネット情報にあやかってアルミ缶を使ってみる


私の定番の方の素材の厚みは0.175mmくらいか。


一方休肝日のお伴の方はまあ0.2mm。
理論的には一巻きで0.4の隙間を埋められるはず。

なのだが
結果固定することはできなかった。
こういう力のかかり方をする部分では
シムでの嵩増しは難しいのだろう。



新しいステムを用意したくない(CINELLIを気に入っている)私は
引き続き64GIRO DE ITARIA を使おうと決心したわけです。

(しかし64もノギス計測では26.0なのだがな)

2024年5月17日金曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その6「変節」


今回のカスタマイズ(モディファイ)は
ポジション(主にコックピット周辺)の最適化のためのバーの交換Cinelli64→NITTO mod.55
だったはず


なのだが
なぜかこの(Cinelli64×ST-6600)状態(はじめの画像)

諸般の事情で
26.0φのステムの入手について踏み切れず
性懲りもなく再びCINELLI 1RにNITTO mod.55を入れるも
(「今度はビール缶をシムにしてみた」という話は別の機会に)

やはり固定できなかったため
Cinelli×Cinelliということに

ステム問題は尾を引きそう

または

やはりコクピット周りはチネリが最高

ということで落ち着くのかは
不明

2024年5月13日月曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その5「横道」


そもそもの発端は
コクピット周りのポジションを今時に近づけたいということ
だったような気がする

改めて考えてみると
それならハンドルバー(とそれに伴ってステム)を交換
ブレーキレバーはSTI風な形状を持つTEKTRO(手持ち)に交換
すれば終了だった気がする

しかし
Wレバー仕様なら昔ながらのブレーキレバーを合わせたい
ブラケットの大きなレバーにするならSTIでないと平仄が合わない

さらに
10速のSTIでRD-7402が9速運用できるらしいと知り
こんなことになっている
ということなのかな

さて
リアディレーラーを交換するのだから
チェーンを外す必要はあるものの
チェーンホイールごと外す必要は全くない

なぜか外している


スクエアシャフトのBBからクランクを抜く方法は画像の通り
このような工具をクランクにねじ込んで
工具の頭を大きめのレンチで回してやればよい


このような感じになる
BBはカセット式でない玉当たり調整ができる昔ながらのもの


せっかくなのでチェーンリングをきれいにしておく
走行距離が少ないので
チェーンは洗浄しドライルプで潤滑して再利用する


外したクランクと同系のもの
より状態の良いものに変更することにした

今回のカスタマイズの本質とは何ら関係ない


チェーンリングを外すにもはめるにもペグ抜き工具はあったほうが有利


この小さなカニ目レンチは
クランクキャップ外しにも役に立つ

ちなみにこのキャップは今までも使っていないし今度も使わない


一度もペダルが入ったことのないクランクに
ペダルを初めて入れるのは心地よい反面背徳感がある


ペダル穴の裏にはお約束の100均ネオジム磁石
ケイデンス用センサーマグネットとして

2024年5月12日日曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その4「蛇足」


パナモリ再STI化
ST-6600×RD-7402=9速で行くことにしました。

現在も9速仕様なのでレバーとリアディレーラーの置換で済みそうなものですが

RD-6600
対応リア・スプロケット最大:27T
対応リア・スプロケット最小:11T
フロントギア歯数差:16T
トータル・キャパシティ:29T

RD-7402
対応リア・スプロケット最大:26T
対応リア・スプロケット最小:12T
フロントギア歯数差:unknown(FD-7400=15T...同等?)
トータル・キャパシティ:26T

チェーンリングが48T-34T=14Tなので
スプロケは12T差にしないといけません


CS-6500改12T-28Tを外します
こういうこともしていたのでこいつを14-28Tにしても良いのですが
最大歯数+2は怖いので


左:CS-HG50-9 14-25T
右:CS-HG50-9 12-27T
組み替えて14-27T(と12-25T)を作ります。
過去すでにやっています。


左:CS-HG50-9 14-27T
右:CS-HG50-9 12-25T

リア・スプロケット最大:27T
リア・スプロケット最小:14T
フロントギア歯数差:14T
トータル・キャパシティ:27T

最大ギヤとトータルキャパでそれぞれ+1ですが
RD-6600の時も同様だったので行けるでしょう。

2024年5月8日水曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その3「決断Ⅰ」~RD-7402の9速運用~


誰が言ったか「ファンクにはチークがつきもの」

カスタムには決断がつきもの

パナモリの再STI化にあたり
RD-7402を使った9速運用で行くことにしました

74系のRDは引き量が特殊で74のレバーじゃないとシンクロしない
その変わり10速シフターを使うと9速で運用できる

という情報を信じて


誰が言ったか
「鼻の評判はいいんだよ。目の評判がね」
「わかってるよ。くり抜いて銀紙だろ」

変速性能はいいんだよ。でも回転がね

プーリーの回転が渋いこと
Shimanoのリアディレーラーは代々そうらしい。

105ヒルクライム.com さま

ワイズロード入間 さま

東京⇔大阪キャノンボール研究 さま

でもみんなどのくらいのレベルのことをおっしゃっているのか
とりあえず清掃してドライルプをキメといた

2024年5月7日火曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化 その2「準備」

ST-6600とTEMUで購入したブラケットカバー

というわけで←再STI化その1「構想」
STI化(右レバーのみ)に必要なものの準備をはじめた。

STIレバー(ST-6600)(右のみ)2023年12月 フリマ 4000yen
ブラケットカバー 2023年12月 中華系ネットショップ 1455yen×2set
バーテープ 同上 1469円
・ケーブル類
 ・アウター:・ブレーキ・シフトとも現在のものを流用
       ・レバーからWレバー台座までのシフト用(いわゆる触角)
        以前GIANT TCR ADVANCED TEAMに使ったものを流用
 ・Wレバー台座用アウターストッパー
        以前GIANT TCR ADVANCED TEAMに使ったものを流用
 ・インナー:ブレーキ・シフトともストックあり

こんな感じだ
あとは
≪ 10速化の場合 ≫
・スプロケットとチェーンを10速用に要換装
あれ?

≪ 9速運用の場合 ≫
・リアディレーラーをRD-7402に要換装
あれぇ?

両方あるね草


さらにはこんなものまである爆

上から
Shimano CS-4600(12-28t) 2023年12月 フリマ 2200円
Shimano RD-7402 2023年4月 フリマ 7120円
Shimano FC-M730(46-36-26t 170mm) 2024年2月 フリマ 19272円

こうしてみるとかろうじて
「月一万円バイク活」(懐かしい)
を守っているといえなくもない

じゃ
今月はどっちの(9or10)チェーンを買うかな笑

2024年5月6日月曜日

Panasonic クロモリロード:再STI化その1「構想」

 

Panamo ST-6500 ver.(2014年3月)

≪ 前回 ≫

・Panasonic ORM1-PR500(POS)ショップアッセブルモデル(Shimano1051メイン)
 7速チューブラーホイール→9速クリンチャーホイールの流れから
 STI化に展開

・入手したST-6500の変速不調(クリックが硬い)と
 ブラケットカバーの入手困難により
 Wレバーに戻す

≪ 今回 ≫
2023年12月 STIレバー(ST-6600)入手(右のみ)

・ポジション(主にコックピット周辺)の最適化に
 バーの交換(Cinelli64→NITTOmod55)
 並びにSTIレバーの装着を想起
・ST-6600を入手
 10速化(要スプロケ、チェーン交換)もしくは
 RD-7402による9速運用(10速シフター×RD7202=9速となる)を想定

前回は見通しなしの思い付きで着手。
ST-6500の変速不調は分解メンテで克服するつもりだったものの
ブラケットカバーの流通が無くなったのは如何ともしがたく断念。

ST-6600についてはブラケットカバーの入手が依然可能であることを確認した。
(中華系サイトにて2セット購入済)
入手したレバーも状態は良い(未装着状態での点検時)
右のみなのは安価であったため(同程度の左右セットだと相場12000円程)
フロントはWレバーでの変速で大きな支障なし
むしろトリム云々を考えるとフリクションレバーのほうが面倒がない


2024年4月20日土曜日

ギザロ GE-110 メジャーメーカー品と比べてシンプルでよい

SHIMANO105組み立て例

(FUKAYA公式より)

リムブレーキ・機械式変速派(さらにゆえば金属フレーム派)
なので
ディスクロードを買うつもりは今のところないのですが
なんかいいなと思ったので。

ここ数年
どのメーカーもミニマルなグラフィックが主流ですが
これはさらにシンプル。
というより横から見るとロゴの類が一切なし。

気負いがなくて良い。



2024年1月28日日曜日

FELT ZWA:ブレーキケーブル交換


先日ステムを20mm長いものに交換しました。→コチラ

アウターケーブルをギリの長さに詰めていたので要交換です。
ま、4年間交換してなかったのでそもそも交換が必要ですね。

CANYON ULTIMATE SLX 8.0のデフォルトがポリマーコーティングだったので
FELTに載せ替えの時もそうしたのですが
ケーブルが外装のため摩擦抵抗はあまり関係ないだろうと
今回ブレーキはSIL-TEK シフトはOPTISLIKにしてみました。→コチラ


ブレーキからいきます。
アウターを切り出します。
右からフロント リアレバー側 リアキャリパー側
フレームのアウター受け側のみエンドキャップをつけます。
レバー側とキャリパー側には付けません。
ヘッドチューブに当たる部分にはフレームプロテクター(アウターシールド)を。
CANYONのをまだ使ってます。


ケーブルセットにシルバーのアウターキャップがついてくるのですが
黒にしたくて別途購入しました。


ポリマーコーティングのセットに付属しているものは
インナー保護のひげが付いています。

SIL-TEK版はひげのない普通のやつなので
気兼ねなくサードパーティに置き換えられますね。


カットしたアウターはつぶれることが多いので
ニードルなどで真円に戻します。
私は眼鏡用のプラスドライバーを使用。
つまようじが最良という人もいます。


切り口をやすりで滑らかに。
100均のダイヤモンドやすりを使用。


レバー側。
奥までしっかり差し込みます。
こちらはフロントですがリアも同様です。


キャリパーにも差すだけ。


リアはレバー側がこんな感じ(もうインナー通ってる絵ですが笑)


キャリパー側はこんな感じ。

インナーケーブルは
ブレーキシューとリムが接触するくらいのところで留めて
レバーをにぎにぎしているとだいたいいい感じのクリアランスになります。
押しつけ具合やケーブルの種類で具合が変わってくるので
仮留めして伸びを取った後本留めというのがやはり王道。



作業時に問題が2点。

一つはフロントキャリパーのアジャストボルトが固着して動かなかったこと。
パーツクリーナー噴霧で解決しました。
うっすらグリスを塗って再装着。

二つ目はリアキャリパーのセンター問題。
センター調整ボルトをいっぱいに緩めてもL側がリムに近くなってしまします。
アウターがキャリパーを押してるためになるのかなど考えますが
そのくらいで動くようじゃねぇということで
センターがいいくらいのところで固定ボルトをがっちり締めて固定しました。
多分これが正解のはず。
(テストライドでも大丈夫でした)

シフトケーブルについては後日のエントリにて。