2018年10月9日火曜日

中古フレームと手持ちパーツでロードバイクを組む #3 組み立てる(15)変速ワイヤーを張る

今回のゴール
変速ワイヤーを張っていきます。


シフトケーブルをハンドルバーに沿わせないタイプなので
普通のSUSタイプでよいでしょう。

67系以降のポリマーコーティングしてあるヤツは高価です。


フレームに貼ってあったフレームプロテクターは
黄濁して固着しているのや
剥がれかけているのがあったので交換します。



残った?でっかいシートはCANYONに使います。
今更ですが。


ぼろぼろですね。
一区切りついたら
ばらしてエアブラシで再塗装したいところです。

(みっともない)ブラケットカバーは
ST-6600用をカットして
ゴム製品補修材(LOCTITE「黒ゴム接着剤」)で埋めたもの。

ST-6500用(または互換品)なんて
とうの昔に手に入りませんから。

詳しくはコチラ

閑話休題(それはさておき)。


この穴がシフト用。


アウターワイヤー。
これはレバーからフレームに伸びていく部分用。


ワイヤを突っ込んで






順番に通しましていきました。

変速調整についてはシマノのマニュアルをご覧ください。
っていうと無責任な感じですが
それが一番確か。

ちなみにこの作業
敷居は実は結構低いです。

チェーンの長さが適正なのを前提に
1 ワイヤは仮止めしたら途中の剥き出し部分をひっぱって初期伸びをとる。
2 Bボルト(フレームのディレイラーハンガーの爪に当たってるボルト)を回し
  トップギアの時チェーン詰まり(クランク逆回しで確認)しない
  ぎりぎりまでプーリーをスプロケに近づける。
3 H/L調整ボルトはトップ・ローそれぞれの可動域の調整用。
  トップもローもプーリーとスプロケの先端をそろえる。
  ちゃんとトップ・ローに移動するように。
  かつチェーン落ちしないように。
4 変速のスムースさについてはテンションボルトが担当。
  2速に入れたうえ
  3速に上がらないギリまでシフトレバーを動かしてみて
  チェーンがチャリチャリ3速のギヤに当たっている状態になるよう
  テンションボルトを回す。

イメージとしてはこれだけですね。
文章で書くと難しいか。

1・2・3で環境を整えたら
きちんと変速するための調整はテンションボルトの回し方一つ。
と覚えとけばいいんじゃないかな。

くれぐれもマニュアルを参照してください。  


FDはチェーンを張るために古いワイヤーで仮止めしていたので
実際にはワイヤー交換ということになります。

アウターにテンション調整ボルトが入っていなかったので購入しました。





アウターワイヤーを切断して
間に入れるだけです。
このときも切断面の処理はお忘れなく。

FDもマニュアル通りですが

FDは
1 アウター歯と羽根のクリアランス(1~3mm)
2 羽根の角度
3 羽根の可動域

しか調整出来ませんので
シンプルと言えばシンプル
その分奥が深いと言えばとびきり深いです。
(特に2)

今回は特にチェーンリングのぶれが大きかったので
どの位置でも触れないようにするのにはかなり気を遣いました。




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