2013年4月11日木曜日

GIANT ESCAPE R3にフルフェンダーをつける。(後編)


「GIANT ESCAPE R3にフルフェンダーをつける。(前編)」はコチラ

さて、フルフェンダー装着の肝、問題のリアフェンダーの取り付けです。
取り付けた ディズナ ロードフェンダー

リアフェンダーの固定は

①シートステイとフェンダーの釣り金具
②リアエンドとフェンダーのステイ
③チェーンステイブリッジとフェンダーのボルト穴


それぞれボルトとナットでとシンプルです。

しかし、R3の場合
③が写真の様にフロントディレーラーと干渉してしまいます。

FDとの接触を避けようと
スペーサーを厚めに入れて固定すると
今度はタイヤに接触します。

ショップなどで「フルフェンダーは着きませんよ」と言われる原因がここです。
フロントディレーラーとフェンダーの干渉
対策は

①ロードバイクタイプのFDを使う。
②フェンダーに穴を空ける
の二つが考えられます。

今回は、R3の乗り味をデフォルトで楽しみたいので
②の方法をとりました。

この程度の穴なら、泥はねが脚にかかることはないと思います。
FDは汚れるでしょうが
「ないのが元」なので気にしません。

電動ドリルで小穴をたくさんあけ
穴を糸鋸でつなげて大きな穴にして
やすりで整えます。

ドリルで小穴をあけて

それをつないで(肉抜き加工のようでそそります)
やすりで削ってこんな風に
結構分厚い樹脂で
この程度あけても割れやブレは起こりそうに感じませんでした。

実際の耐久テストはこれからの通勤で。

装着してみると
写真で左に膨らんでいる部分より上(ボルト穴寄りの方)は
不要でした(泣)

位置決めを正確にしてください。

現物あわせなのなかなか難しい。

見えない所だから
よしとしましょう。
FDが動いてもフェンダーにあたりません
いい感じのクリアランスにして固定すると
きれいに逃げが作れました。
固定ボルトにゴム製グロメット4枚
「いい感じのクリアランス」を作るのはこれ。
(実際は、ボルト頭とグロメットの間にフェンダーが入ります)。

こいつをフェンダーに通し
チェーンステイブリッジの穴に通して、ナットをつっこむのが
今回の最大の難関でした。

狭いので
ボルトがナットをキャッチする前に、ナットが落ちる。
根気かテクニックか、便利工具いずれかを使ってがんばってみてください。

私は根気と運で。
指が入らないのよ
タイヤとフェンダーのクリアランスが適度になるように締め込みます。
グロメットの枚数も調整します。

グロメットが柔らかく最後まで締め込めなかったので
ナットは回り止めの付いたものがいいかな、とか
もっと固いスペーサーがいいかな、とか
振動を考えるとこれくらい柔い方がいいかな、とか
グロメットの耐候性はどうかな、とか

さまざま課題がよぎりましたが
実証はこれからの日々の生活でってことで。

ところで
QRスタンドとステイ先端(写真のカマキリの顔みたいな銀のやつ)の当たりがギリです。というか少し削ってる感もありますが
角度が微調整できる程度の当たりなので
気にしないでいきましょう。
スタンドとステイ先端の当たりはギリ

R3のシートステイブリッジには
ねじ切りをした穴が開いているので
適当な長さのボルトでつり金具(プラですが)をねじ込めばOK。

ということで写真はなし。

私みたいなのんきさんでも2時間ぐらいの作業でした。
ショップは嫌がるわな。

ここでクリアランスを調整して
あとはフェンダーステイをつめる作業が必要ですね。

ステイにかぶせる黒いキャップは同梱されています。
現状(再掲)です
フェンダーとスタンドがつくと実用車っぽいですね。
通勤車なので、それも狙いではあります。

リアのステイはもう少し長くしてクリアランスを均等にしないとね。

(おわり)


by カエレバ


【関連記事】
GIANT ESCAPE R3 フェンダーのがたつきの処理

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2013年4月8日月曜日

GIANT ESCAPE R3にフルフェンダーをつける(前編)

after

before
通勤仕様にするために
スタンドと泥よけは必須
と考えていました。

当初クラナ シーライトを考えていましたが

curana シーライト
しなりが激しいということらしいので却下。
Dixnaの700cロードバイク用フェンダーにしました。
DIXNAロードフェンダー


こんな感じで梱包されています

R3にフルフェンダーはつかない
というのが定説です。

しかし、装着例の画像もわりと目にするので
何とかなるのではないかと
ポジティブシンキングです。

同梱されているのは
フェンダー本体、ステー、ビス。

フェンダーをフレームに止めるためのボルトは入っていません。
自転車側に付いている前提だと思います。

しかしR3には付いていないのでホームセンターにGO!

5mm六角ボルトと同ナット、ワッシャ、ばねワッシャ
加えて
チェーンステイブリッジとリアフェンダーの距離を
微調整するために
ゴムのグロメットを用意しました。

ちなみに
ワッシャとナットは後日ボルトと同色のものに変更しました。

先にフロントの取り付け。

フェンダーステイをフォークのダボに取り付けますが
ステイの先端の金具が大きくフォークと干渉してしまいます。


そこで
先ほどのワッシャを2枚かませて
クリアランスをとりました。

フロントのフェンダーを取り付けます。
コツもなにもいらないので
写真はなし。

フォークコラムにフェンダーをつるす場所のボルトには
バネワッシャではなくグロメットを使ってみました。
耐候性が疑問ですが。

続いてリアの取り付け。

「R3にフルフェンダーは付かない」
伝説の肝はこのリアフェンダーなんです。

が、いうほどのことはなく解決できそうです。

後編に続きます。

(追記)4/11

フォークコラムの穴にフェンダーのつり金具をつける際
クリアランスを大きくするために穴の一番下を使うと
フェンダーの前が下がってタイヤと干渉してしまいます。
すこし下げ気味で
フォークにフェンダーが押されないように調整する必要があります。
ぎりぎりのクリアランスしか取れないともいえますし
ちょうどかっこよくつくともいえると思います。
まだ雨では乗ってませんが
試乗では不都合は感じませんでした。


こんな感じに仕上がりました。

by カエレバ



【関連記事】
GIANT ESCAPE R3にフルフェンダーをつける(後編)
通学 / 通勤クロスバイクに泥よけが必要な理由
GIANT ESCAPE R3 クロスバイクにおすすめの泥よけ100選

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2013年4月7日日曜日

GIANT ESCAPE R3 にサイドスタンドをつける。


自転車通勤にはスタンドがあった方が便利です。
立てかけるのに都合のいい場所をいつも確保できるとは限りませんし
通勤途中にお店に立ち寄ったりすることもあるでしょう。

そこでスタンド探しです。

自転車のシンプルなデザインをじゃましないのは「センタースタンド」。

しかしR3では
短いチェーンステイ・下引きのフロントディレーラーワイヤー
がネックになる模様。

サイドスタンドは
シートステイとチェーンステイに取り付ける金具がもっさりとしていて
クロスバイクの雰囲気を壊してしまうので躊躇していたところ

クイック軸に取り付けるタイプのもの
を発見しました。

しかもGIANT純正品で。

これを知ったのは他車オーナーのブログから。

早速ネットで・・・。と検索を始めましたが
GIANTは自転車本体のみならずパーツも対面販売が原則の様で
通販サイトを見つけることができませんでした。

そこで近くのSPORTSDEPOへ。

目立ちにくい(と思われる)黒を購入しました。
ESCAPE R QR スタンド¥2,625
ブラック
クイック軸を通すための部分がエンドに重なるため
長いクイック軸が同梱されています。

かなりシンプル
取り付けは簡単。

クイック軸を抜いて、スタンドをセットします。
キャリアダボとスタンドのねじ穴が重なるようになっているので
一緒に止めるだけ。

エンドの形とスタンドの形がぴったり合わせてあるので
とても気持ちよく収まります。

しかる後に同梱の長いクイック軸を入れて
レリーズを締めたらほい終了。

使用感(蹴り心地)もしっかりしています。
工具は5.5だか6mmだかの六角1本ですね。

これで通勤仕様への第一歩目を踏み出しました。

ちなみに。

キャリアダボを使ってしまうので
キャリアをつけるときはどうするんだろうと考えましたが
スタンドのねじ穴とキャリアダボのねじ穴の間に
5mmくらいのスペーサーが入っています。
キャリアを使うときはスペーサーを除いて
そこにキャリアのねじ穴が入るようになっているんですね。

よく考えられています。


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2013年4月5日金曜日

GIANT ESCAPE R3 自転車通勤してみた。

4月3日・4日
お天気の具合が良かったので
約15km弱職場まで通勤してみました。

R3結構速いです。
軒下がおいらのすみか
GARMIN EDGE305の記録を見ると
3日は往路41分09秒、復路47分20秒、ave.19.8km。
4日は41分52秒と46分08秒、AVE.18.6kmでした。
GARMIN EDGE 305 と サンジェルマン GENTOS閃SG-355B
信号待ち等の諸条件を考えると
なかなかいい感じ。

車でも40分くらいかかるときがままある通勤路なので
自動車同等と考えてもいいかもしれません。

ただ
職場に行ってからの着替えに5分弱を要す(夏場はもっとかもしれません)ので
その分少し早く出発しなければなりませんが。

とりあえず時計がわりにGARMIN EDGE 305(贅沢!) と、
GENTOS閃SG-355Bをロードバイクからもぎってつけときました。

とりあえずCOUTIONステッカーも含めデフォルトのまま乗ってます。

インプレ、装備品、バックパック、服装などについては
おいおい書いていこうと思います。


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2013年4月1日月曜日

クロスバイクを買う。GIANT ESCAPE R3

Panasinicクロモリロードも
PARKPRI MTBも中途半端なままですが

GIANT ESCAPE R3を買いました。

乗る時間を通勤時間で確保するためです。

PanaやPARKでとも考えましたが
盗難や駐輪、急な雨など、諸条件を考えると
クロス一台買った方が精神的にも経済的にもよろしいという結論で。

「ロードバイクを持っている人が改めて買う機種ではない」
という評価も結構見かけましたが
コストパフォーマンスでいうとやっぱこれしかない感じです。

スタンド・泥よけははなから付けるつもり
場合によってはリアキャリアも

と考えているので
ロード寄りのちょいとかっこいいタイプはオミットしました。

フォークがストレートでないことが一番のポイントだったかもしれません。

3月16日に近所の自転車店に注文。
昨日無事納車されました。

GIANT ESCAPE R3 ブラックトーン
3km程を乗って帰ってきましたが
ロードやMTBに比べてかなり立ったポジションなんですね。

今まで変速の速さなど余り気にしたことは無かったのですが
かなりもっさりしています。
グレードがグレードなので
sramだからどうのというつもりはありませんが。

気負わずに走れるといった点では、やはりピカイチ。
25年ぶりの新品完成車購入(笑)の目的は見事に達成されています。

とりあえず、4月になったら、何日かずつ通勤してみようと思います。


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2013年3月19日火曜日

Panasonicクロモリロード フレームリフレッシュ(用具篇)

「実にほったらかしの一週間でした」...
どころか、1年4ヶ月以上放置してしまいました。

ご無沙汰しています。
「漫歩」改め「黒森華之介」です。
(HNまで替えてしまいました)。

この1年半の話は1冊かけてしまいますので
いずれ「外伝」ということで。
タイトルはおそらく「修羅の刻」とかなるのでしょう(笑)

さておき。。。

リアエンドは1年半も固定していたので
もとから130mm幅だったかのようです。

今となっては
「いきなりホイールをつっこんでおしまい!」
という
巷で一般的に行われていた方法でも全然問題なかったんじゃないか
と思っています(笑)

半年前の私は、そんな手順を踏んでみたかったんですね。

では早速
フォーク肩の部分を塗装し
細かな部分をタッチアップして
フレームをリフレッシュしていきましょう。

こんなサビの出ているのを
ここまでしといたんで・・・
ここまでしといて1年半もほっとくもんだから新たにサビが・・・。
識者によるとラストリムーバー(サビを化学変化させるタイプのもの)
しっかり下処理をしてからサフェーサー(プラサフ)をすべきとのことです。
このときの下地はかなりうまくいきました。
このまま上塗りすれば完璧!のはずでしたが・・・。

再度サビ落としして塗装再開です。
今回使った品々
塗装にあたって、このようなものを購入しました。
所有していたものもあります。
缶スプレーで塗りあがった塗装面をつやつやにするもの
細かい傷に塗料をのせるもの
これは
ソフト99がパッケージキット販売している面相筆とパレットと薄め液のセットです。
コスパは悪いのでしょうが
滅多に使わないシロウトには便利な品です。
少量の塗料を使うのには本当に便利です。
さび止めペイント(プライマー・プラサフ)
広い所でもフォーク肩くらいなのでプライマーはこのくらいで。
ふたについている刷毛をそのまま使いました。

塗装する場所の油膜をとるヤツ
塗装前には必ずこいつで塗装面の脱脂をします。
よく効きます。
今回選んだのはこの色
ホームセンターに抜き取ったフォークを持って行き
サンプルカラーバーを当てて熟考すること約1時間。
多分一番近い色のはず。

文字通り
こんなのを使って丁寧に仕上げてみます。

クレヨン状の補修剤
本当に細かいところの傷は
面相筆や爪楊枝で色を入れたりするのですが
時間を惜しむため
こいつを練り込んでみたらどうだろうか
ということで試してみます。

今回の肝、エアータッチキット
今回補修するのはフォークのごく一部、10cm平方以下程度の面積なので、これを使ってみます。

塗装が修了したら...楽しみだ
何せ25年前の塗装なのでくすみや小きずも相当なもの。
微細なコンパウンド剤で少し削ってやろうと思っています。

施工編に続く。



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