0 交換の準備
ビフォー。
UKから届いた箱。
中身は先日オーダーした
Vittoria Zaffiro クリンチャーロードタイヤ 846円×4
LIFELINEのチューブ233円×10
プラス
送料を無料にするためのParkToolのパンク修理用パッチ353円。
HARIBOのグミはおまけと思われるが
食べる勇気、なし。
1 ホイールの外し方
(1)クイックを解放する
クイックレリーズを反対に倒して解放します。
最近のフレームはエンドがへこんでて
クイックを解放しただけでは外れない構造になっていることが多いので
何回か(ESCAPE R3 2013の場合は5回程度)回して
さらに緩めます。
(2)ブレーキを解放する
ブレーキを解放します。
片方の手でシュー(ゴム)をリムに押しつけ
ブレーキバナナ(ワイヤーの通っているRのついたアルミパイプ)を
溝から外します。
書くと簡単ですが
ちょっと力がいるかも。
2 タイヤ・チューブの外し方
(1)空気を抜く
フレンチバルブのねじを緩め
押し込むと勢いよく抜けます。
急激に冷却されて手が痛くなることがあるので
タイヤレバーみたいなもので
押し込むとよいでしょう。
写真を撮るためにずれてますが
まっすぐ押し込めばよいです。
(2)タイヤを外す
タイヤレバーを差し込んで
一カ所はがし
スポークに掛けておきます。
掛け方が浅いと
後々ぶっ飛んで来ることがあるので
スポークがレバーの溝にしっかり収まる位置を選んでください。
少しずつはがしていきます。
写真の位置までは少し固いので
何回かに分けて少しずつ
ビードをリムからはがしていく必要があるかもしれません。
ゆるめのタイヤだと
バナナの皮をむくようにはがれる場合もありますが
レバーが折れるんじゃないかと言うくらい
オニ固い場合もあります。
必ず剥がれますのでめげずにやりましょう。
写真の位置からは
タイヤレバーをリムに沿って回すと
剥がれていきますが
チューブを再利用する場合は
こつこつ剥がしていった方が無難です。
特に引っかかりを感じる場合は
レバーが強くチューブをこすっている場合があるので。
外に出さずに
さっき剥がした側に剥いていく派と
いったん外側に剥がし
リムをタイヤの内側に包み込むような形にする派が
ありますが
最終的には写真のようにタイヤが外れます。
チューブも一緒に持って行っちゃってかまいません。
3 タイヤ・チューブのはめ方
今回使ったタイヤ。846円也。
チューブは233円(10本購入15%offの場合)。
(1)チューブをはめる
バルブキャップとねじを外しておきます。
一度空気を入れて少し膨らましてから
もう一度抜いて作業するとよいと思います。
リムの外周に這わせます。
このとき地面などに付かないように注意。
異物が着くとパンクの原因になるので。
(2)タイヤをはめる
外したときと反対の手順でタイヤをかぶせていきます。
タイヤのロゴの中央がホイールのロゴの中央と合うようにすると
カッコイイと思います。
私のESCAPEはロゴを剥がしちゃってるので
とりあえずエアバルブの真反対にあわせてみました。
このとき
チューブがはみ出ていても気にせずかぶせていきます。
(但し強く噛み込んでしまわないように注意)
タイヤがリムを覆ったらチューブを収めます。
タイヤをはめた時点で収まっていたらラッキー
というかカッコイイですね。
この時点で一方側のビードはリムに収まっているかもしれません。
それはそれでOK。
収まっていない場合は片側ずつはめていきます。
このとき必ずビードを親指でリムのセンターに押し込んで
チューブがビードからはみ出ていないか(噛んでないか)
確認してください。
作法は様々と思いますが
私は一番最後がバルブのところになるように作業します。
バルブの部分はタイヤを入れる際
バルブを押し込んでチューブを浮かせ
噛み込みを防ぐようにします。
反対の面も同様に。
今度は最後の部分が固くて固くて泣くかもしれません。
手にぴったりのゴム手(ワークグラブ)などが有用かもしれませんが
経験上素手が一番。
親指で少しずつ
地味に
全力で
ビードをリムに落としていきます。
どうしてもダメなときは
急がば回れで
いったん外して
タイヤを引っ張りながらもう一度トライ。
はまったらこちら側もチューブが噛んでないか確認してください。
ビードが浮いている部分がないか確認します。
ビードが浮いている部分はチューブを噛んでいるので
やり直します。
縦方向からも見て
膨らんでいる部分はないか確認します。
大丈夫なら規定の空気圧まで入れていきます。
(4)ホイールをはめる
外すときの逆手順ですが
クイックを閉める前に地面に着けて
両側ともしっかり奥まで入っているか確認してください。
空中でやるとずれてしまう場合があります。
クイックを閉めたら
回してフレはないか
確認します。
(5)ブレーキを戻す
外したときと逆手順でブレーキバナナを溝に嵌めます。
奥までしっかり入っているか確認しましょう。
入ったらゴムをかぶせておきましょう。
ブレーキを戻したら
シューがリムに当たっていないかを確認します。
当たっていたら
ホイールが正しく入っていない可能性があるので
クイックを緩めて入れ直します。
※精度の低いブレーキの場合
バナナの抜き差しの作業でスプリング強度が変わって
ブレーキ自体がずれている可能性もありますので
注意してください。
ホイールの挿入が適切であればブレーキを調整しましょう。
4 後輪(リア・ホイール)の作業
後輪もタイヤ・チューブ交換の手順は同じです。
ただチェーンとスプロケット、ディレイラーが絡んでくるので
車輪の着け外しがちょっぴり難しいかもしれませんね。
一番小さなギア(トップ)にしておきます。
チェーンホイールも一番小さく(インナーに)しておくと
チェーンが緩んで作業しやすいです。
フロント同様、
クイックレリーズ・ブレーキを緩めます。
(写真ではQRスタンド仕様のためクイックを抜いてしまっています)
タイヤを外す際には
ディレイラー(変速機)の本体を親指で後方に押すと
チェーンがギヤから離れて
ホイールが落ちてきます。
ディレイラー本体をぐいっと後ろにやって
チェーンをギアに乗せて
そのままエンドにハブ軸を収めます。
クイックを外して作業した場合は
タケノコバネを入れるのをお忘れなく。
アフター。
タイヤとフェンダーのクリアランスが
3mm広くなったような気がしますが(笑)
違和感はないですね。
https://6b-style-log.blogspot.com/2018/04/giant-escape-r3_29.htmlGIANT ESCAPE R3 タイヤとチューブ交換の方法