五感の高まりがあるのだろうと思っている。
それだけにバイクのさまざまな部分がスムースであることは必須。
動きの悪い部分やフィット感の薄い部分があると
気持ちがそれに引きずられてしまう。
サドルの合う合わないや
BBの鳴き
ブレーキのタッチなど
それは多岐にわたるが
ドライブトレイン関係
チェーンの擦過音がしたり
変速がうまくいかなかったりは
最たるもの。
故にディレーラーの調整は
ロードバイク組み立ての中でも
一番手間の掛かるところだと思う。
とはいうものの
RDなんぞは
きちんとマニュアルに則って行えば
それほどのものではない。
ROADディレイラーマニュアルDM-RD0003-03
以下その作業手順に従って。
①トップ側振り幅固定
トップギアとガイドプーリーの刃先が揃うように
2つついてるボルトの上の方(H)を回して調整する。
(今回はRD組付の際すでに調整済み)
SSでは
ケーブルを白い三角マークのところからの溝に沿わせる。
つまり、まんま。
ぴんぼけ~ |
ブレーキ同様
内蔵されてない昔ながらのフレームでしか
この作業はできない。
レバー操作だけだとおそらく一気には取れないので
内蔵フレームの場合は数度固定し直すことになると思う。
インラインシフティングケーブルアジャスターだけでは
調整幅があまりない。
ロー側のスプロケとプーリーの刃先を一直線上にそろえる。
今度は下側(L)のボルトで。
あんまりスポーク側に振れているとチェーン落ちしてしまう。
説明を追加 |
④ガイドプーリー位置調整
クランクを逆回転させチェーン詰まりしない位置まで
Bテンションアジャストボルトを締めていく。
中央のネジがBテンションアジャストボルト |
まずロー側。
チェーン詰まりしない範囲で最も近い状態が
一番製のが発揮されるらしい。
フリクションレバーならここで終了。
トップとローのチェーン落ちさえなければ
その間で無段階にチェーンを動かせるのだから
シフティングレバーの調整なぞ要らないのは当たり前。
ディレイラーがワイヤーを引く力にまけない程度に
かつ微妙なレバー操作ができる程度に
摩擦(フリクション)がかかる強さで
レバーを締め込んでおけばよい。
つまりレバー比やスプロケ枚数に関係なく
ディレイラーとレバーの組み合わせが可能であった。
って、何言ってるかわかんない。
昭和の戯言。
インディックスシステムでは
レバーの巻き取り量と変速機の移動量が
スプロケ間の距離と精密に連動しているので
同シリーズでしか使えない。
(訳ではない。レバーの巻き取り量に対する変速機の移動量が
スプロケ間の距離と合っていれば正しく変速する。
故にシマニョーロだのカンパーノだのが成立する~。)
というわけで
ディレーラーの基準位置(ホームポジションを)を
きっちりと決めておく必要がある。
というか
そこさえ押さえておけば後は機械の方で
正しい位置にチェーンをずらしてくれるのがインデックスシステム。
で
ディレーラーの基準位置(ホームポジションを)を
きっちりと決める方法が
2段目に入れて
遊びいっぱい(3段目に変速しないギリ)まで
レバー(ワイヤー)を引いた時に
3段目に上がらない
かつ
スプロケとチェーンが接触してカリカリ音がする
状態に調整
なわけだ。
これを調整ボルトで行う。
調整ボルトは
ワイヤーが入ってるところの回る部分のヤツ。
勝手に変速しちゃうようだったら時計回りに
音鳴りがしなかったら反時計回りに
調整ボルトを回してみる。
だらだらと書いたけど
2段目に入れておいてレバーを3段目に上がる直前まで操作して
カリカリいうが変速はしないギリのところに変速機を持っていく
ということ。
根本的な考え方を頭に入れて作業した方が
最終的には混乱しないため書いておく。
でもやることはとってもシンプル。
最初に「手間の掛かる」と書いたのは
初心者には難しいという意味ではなく
時間かけて追い込めるかどうかという意味。
経験値があり感覚が養われている人はごく短時間でできてしまう。
私のRD調整も終了。
実走して詰めていかなくてはならないわけですが。
そしてカレンダーをめくらないまま
二月が去って行こうとしています。
組み始めて2ヶ月になるなぁ。
そろそろ完成させなきゃ
シーズン始まっちゃうね。
今回の支出:なし
ここまでの経費:91,474円
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