2018年10月23日火曜日

新しい国産クロモリフレームが気になる 2018

My Cr-Mo Bike: Panasonic ORM1

2015年の同じ頃
同じタイトルの記事をあげているのですけれど
さすがにもう「新しい」ではないだろうということで
更新してみようと思いました。

自分の所有として「新しい」ものが欲しいと
読めないこともないけれど。

実際には
カーボンロード(CANYON ULTIMATE)を購入したり
中古カーボンフレーム(GIANT TCR)を譲り受けたりして
クロモリバイクからは遠ざかっている状態なんですけども (^^;;

■RALEIGH CRD Carlton Record

新しいって言った割に2015型と変わっていませんが。

一方で変わらないっていうのはうれしくもあります。
自動車でも
お金が貯まった頃には新型になってて
「がっかり」ってなことはよくありますから。

Wレバー台座と
スレッドコラムは外せないところ。

ラグ接続でしかもメッキ仕上げ
エンドの当たり面メッキなんかが
好みのポイントです。

カラーリングも秀逸だと思います。
オールメッキのフォークは賛否あるにしても。

ヘッドマークもおそらく金属製のバッジタイプで雰囲気。


反面
ハイコラム
FD直付け台座
ロードエンド(逆にこれだけは譲れない派の人もいると思います)
はちょっと残念なところ。

シートチューブのラグのメッキもちょっとうるさいかな。
これでもかのキャリアダボも不要。
フレームの内側への工作は細かい配慮だとしても。
あとはシートステイが集合なのも好みではないな。


パイプがREYNOLDSってだけですべて許せそうになりますが。

こんな仕様のフレームが14万円(税別)。
びっくりしちゃいますね。

RALEIGHのCarltonシリーズは完成車も豊富なのですが
ほとんどがTIG溶接でスレッドレスな今時仕様。
上のような基準で選ぶなら
CRTI Carlton Team TI(29万円)がありますが
カラーの好み次第ってとこですね。


■KhodaaBloom GIGLIO


そういった意味でどストライクなのがこちら。

ラグドフレーム。
ヘッド部のラグのみのメッキ仕上げ。
シートステイの形状。
チェーンステイシートステイのメッキ。
Wレバー台座もしっかり直付けしてあるし。

FDの直付け台座は今時しょうがないのかな。

RALEIGHよりもサイズ展開が細かいのも美点。
あと色が6色から選べます。
私は迷わずこのライトブルーですが。

往年のチネリのイメージですね。
シルバーパーツでもブラックパーツでも
きれいにまとまりそう。

あとは値段(248,000+税)と
名前とロゴですね・・・。

自転車はブランドじゃないってのが信条なんですが
逆にねらってる感が強いような気がして。

趣味の世界は難しいですね。

■MIYATA MS


宮田が良心的だなと思うのは
クロモリでも妙に気取らずに
105アッセンで完成車を¥229,000(税込)で持ってくるところ。
フレーム単体は¥139,000(税込)。

このクラスをフレーム売りしてくれるのも良心的ですね。

フォークがスレッドレスのカーボンという点以外は
GIGLIOと遜色ない。

もちろんデザイン上という意味で
チューブはMIYATAがオリジナルなのに対しGIGLIOがカイセイ022。

私は(値段ほどは)気になりませんが。

雰囲気は往年のレーサーといった感じで
前述のRALEIGH CRTI Carlton Team TIと同じコンセプトかな。

そうしてみるとカーボンフォークもなんとなく許せちゃったりします。

色は青(ミヤタブルー)、赤、黒とベタな3色展開なんですが
下手に妙な色を持ってこない割り切り感にも好感が持てます。

THE MIYATA(39万円也)がラインアップされてた頃は
MSは日陰の存在だったんですが
こうして単体で見てみると味がありますね。

約900g軽いElevation MC(3万円高)というモデルも存在していて
一般的にはそちらの方が受けが良さそうなのですが
スローピングでラグレスなので却下。

おもしろくなってきたので
もう少し調べて見ようかな。


【関連記事】
新しい国産クロモリフレームが気になる(2015ver.)
Panasonic ORM-1 PR500(クロモリロード)CONTENTS PAGE


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2018年10月19日金曜日

中古フレームと手持ちパーツでロードバイクを組む #4 試乗篇(最終回)


いただいた7年落ちのフレーム
いや
モデルイヤーということで言えば
ひょっとして8年落ちのフレームと
パーツボックスからかき集めた手持ちパーツで
(一部他のバイクからの一時拝借)
一代組んでみました。

以下試乗レビュー。

【フレーム・ホイール】

手持ちパーツでというコンセプトからすると
ホイールはWH-RS21がデフォなのですが

往年のハイエンドレンジフレームなので
CANYONのキシプロを剥がして履かせてみました。

タイヤはミシュランPRO3(海外通販サイトで安く出てるヤツですね)の23c。

意外なことにフレームがしなやかで
タイヤが路面をしっかりとらえつつ体に跳ね返ってこない感じがします。
(CANYON比・体感)
元々の性質か古くてヤレてるからかはまったくもって不明ですが。



【ドライブトレーン・変速等】
やや不安だったドライブトレーンもまったく問題ありませんでした。

不安に感じていた点は3つ。
1 クランク軸長110mmでのチェーンライン
2 アウター48TとFDー6600の適合
3 ST-6500と66系ディレイラーの適合

結果的に変速調整はスムースにできましたし
試乗でも比較的(自然、体感は68系との比較に)軽く変速出来ました。

意外だったのは
FD-6600はたすき掛けは10速チェーンでも当たる
というようなことを耳にしていたのですが
ややフレのあるアウター(クランクアームの精度の問題か)でも
気になる擦過音がしなかったこと。
慎重に作業はしたつもりですが。

【ブレーキ】
CANYONでのキシプロ+BR-6800+エグザリットシュー+ST-6800より
明らかに効きがいい。
記憶の限り65レバーと77キャリパーはA互換のはず。
68系より77系キャリパーの方が性能が上ということもなさそうですが。

多分シューのペーパー掛けが理由でしょう。
CANYにもどすときもキレイキレイしておきましょう。


【課題】
1 ブラケットカバーのこと

ST-6500のブラケットカバーなんてとうに流通してませんから
走行中に頂上のキャップ部分が外れて飛んでいきました。
左右とも。

ゴムの補修材で埋めたとはいえ
接合面は小さく接着も十分でなかったようです。

グリップ部分だけでは
変速する度にグニャグニャと回るので
グリップ部分だけ使うというのも無理そうです。


2 ST-6500のこと

変速調整については上記の通り全く問題ありませんが
レバーが固い。

巻き取り側(ロー方向)は普通に変速出来るのですが
トップ側に落とすときのリリースが
むちゃくちゃ固い。
それは中指折れそうなくらい。

カラ打ちをクリアしていい気になっていましたが
ラチェットのリリースにこんなに力が掛かると言うことは
潤滑に問題が出てきたと言うことでしょうか。
機械的なトラブルでなければいいんですが。

ちなみにフロント側(左レバー)もほぼ同様。
変速はしてくれるんですけどね。

というわけでTCRの味見は終了です。


【関連記事】
  ★GIANT TCR ADVANCED CONTENTS PAGE








2018年10月16日火曜日

OITAサイクルフェス!!!2018 おおいたアーバンクラシック観戦


昨日に続きレース観戦です。

3km地点
明野高尾台の住宅地の中。


高崎山・由布山・鶴見山の美しい姿を背景に
隊列はスポーツ公園・高尾公園の高台を下っていきます。


ドームに向かう登りは選手達苦しそう。
しかしすごいスピードで駆け上っていきます。


この先のUターンで折り返して


先ほどの登りの対向車線を下っていきます。





だいぎんドーム東とパークプレイスを結ぶこの道も
レースが走ると素敵です。







郊外型商業施設の周辺や






高級住宅街の中もコースです。






大分でアーバンって何?
と思っていましたが
こんな景色を見て納得。


ビデオに出てくるあの橋。


1周10kmのコースを
約4時間で選手が15周するので
逆回りで散歩しながら応援する予定でしたが

情報科学高校周辺の厳しい交通規制で
高尾台からはじめたので
思った通りに移動できず
自転車でポイントに移動しながらの観戦となりました。

残り3周ぐらいにゴール前に移動。


日本ナショナルチームの石上選手と松田選手が
並み居る外国人選手を抑えて1・2フィニッシュ。

この二人は積極的にレースを動かしていた印象なので
思い通りの展開にできたということなのでしょう。

インタビューでの石上選手の涙が印象的でした。

2018年10月14日日曜日

OITAサイクルフェス!!!2018 いこいの道クリテリウム観戦


いこいの道クリテリウムを見に行ってきました。

県庁所在地の中央駅前がクローズドのレースコースなんてのは
ここくらいとのこと。
田舎でよかった(笑)


聞くところによると
いこいの道広場は
はじめからクリテリウムレースありきで設計されたとか。

9月に行った愛媛県では
しまなみ海道を中心とした
サイクリング環境の充実ぶりに圧倒されましたが

サイクルフェスをみると
おおいたのレース環境は素晴らしいですね。





クリテリウムは時間も短く
選手の走る姿を何度も見られるので
観戦していてとても楽しいです。




そして
大分県出身の黒枝咲哉選手(シマノ)が優勝。
兄の士騎選手(愛三工業)もゴールスプリントに絡み(というか仕掛け)5位。

おいたんしにとってうれしい1日でした。

詳細とカッコイイ画像はCyclist SANSUPO.comでどうぞ。


しまなみ海道以来洗車できていなかったので
久しぶりに丁寧に洗ってやりました。

今日はアーバンクラシックを見に行きます。

2018年10月13日土曜日

中古フレームと手持ちパーツでロードバイクを組む #3 組み立てる(17)サドル・ペダル・バーテープ

完成図
組み立て篇最終回です。

説明を追加
GIANTのISPはこんなヤグラです。
ヤグラてっぺんの1本締めですが
片口のレンチでもそう複雑な仕事ではありません。
小さいラチェットがあればよりスムースなのでしょうが。

ポストがカーボンなので
トルクレンチ必須。
ちなみに記載されているのは最大値なので
一割引ぐらいで十分固定されているはずです。
パイプに乗っけるタイプなのでずり落ちる心配もないし。

ヤグラがロゴにかぶっちゃっているのが
何とも残念感を醸します。

説明を追加
サドルはパークプリMTBから剥がしてきたファクトリー・レーシング。
厚みがあるので薄いサドルならもう少しシートポストを残せたのですが
上へはスペーサーで2cmまで伸ばせるそうなので
暑いサドルでも脚が伸びきらないようにこれで調整しました。


ペダルはかつてコスパ最強と言われたPD-M530。

始めCanyのライトスピードを剥がそうかと思ったのですが
試乗にあたりSPDの方が何かと安全かなということで。

最後の仕上げにバーテープ。


どういうわけか
これだけはじめからイメージができていて。

オレンジ。

いままで使ったことのない派手色。

下巻きと端留めには

by カエレバ
を使いました。
伸びがよく段差でもしわにならないのでお勧めです。

フィニッシュテープを巻いて文字通り完成。

明日試乗してみよう。


【関連記事】
  ★GIANT TCR ADVANCED CONTENTS PAGE








2018年10月11日木曜日

中古フレームと手持ちパーツでロードバイクを組む #3 組み立てる(16)ISP切断

今回のゴール
いよいよカーボンフレームの切断です。
フォークコラムすら切ったことがないのに。

けどISPフレームなので
シートチューブを切らないことには
ポジション云々どころか
跨がれません。

まずはシート高の測定です。

他の2台のロードバイクを計ってみると
見事に数値が一緒。
個人情報なので数値は書きませんがね(笑)

念のためにクランク中心とペダル軸中央
さらにペダル軸上端から
サドル中央部をすべて計ってみますが
見事に完全一致。

それでも心配な小心者なので
クロスバイクでも同じことやって
ようやく決心。


TCRもサドル/ペダルを付けて計測。
ぴったし6cmのカットが必要と出ました。

ISPエアロバイクらしさが全くなくなる
身もふたもないシート高ですが
仕方ありません。

グレーのでっかいロゴは
前オーナー時代にわずかに見切れてましたが
さらに跡形もなくなります。
ただの変則縞模様と考えることにします(笑)


前後6cmのところにマーカーで印を付け
メジャーを沿わせてつなぎます。
今回唯一の目印。
ソーガイドは使いません。

先人によるとソーガイドは

まっすぐ切るためというより残したい方に歯が行ってしまわないのを防ぐもの
分厚い歯の鋸は入らないので目の細かい金属用鋸場歯を使うことになるが
金属用は目の細かさ故なかなか切れない

ということなので

木工用鋸で墨付けをした方がまっすぐ切断できるのでは?
という結論。
むろん大きめのソーガイドが高いというのも大きな理由ですが。


こういうときの鉄則は
要らない部分で試してみてしかる後本番
ですが
それで自信を失ってモチベーションが下がるのが怖い私は
一発勝負です。

この辺は性格次第といったところです。


さすが宮大工(嘘)
見事なくらいまっすぐ切れました。
しかもあっという間に(5分はかかってないですね)

竹を切るのと似たような感覚でした。
むしろ目の詰まっている分竹より切りやすいか。

使用したのは1500円くらいのゼットソー8寸目。


若干バリみたいになっているのはカーボンではなくて塗装の部分
固いクリア層が割れたようです。

ダイソーのダイヤモンドやすりでならして
瞬間接着剤をカーボン面に塗布するのはお約束。
切ったカーボン繊維がばらけるのを防ぐために
固める役目だと思います。
防水も少しはあるのかな?


エアロバイクっぽい落差がまるでなくなってますが
手足の短い私にはこれがベスポジ。
欧米のプロのようにはいきません。

思ったより簡単な作業でした。

【関連記事】
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