スレッドレスフォークの場合
ヘッドパーツの玉当たりは
トップキャップのボルトでフォークを引き上げ
トップキャップでステム・スペーサー・ヘッドカバーを押しつけることによって
調整します。
フォークを単体で購入した(完成車じゃない)場合
フォークを引き上げるための「ナット」は
フォークコラムに入れられていません。
その「ナット」には
スターファングルナットと
アンカープラグ(アンカーナット・コラムプラグ・ギャップエキスパンダーとも)の
2種類があります。
このエントリ冒頭の写真がアンカーナットです。
アンカーナットの利点は
①挿入後ネジで広げていって圧着させるためコラムの素材にやさしい
②コラム内に金属の構造物が入るので補強になる(ステムの締め付けの)
③挿入位置の変更が比較的容易で再利用もできる
弱点は
①スタファンに比べ重い(10g:30gくらい?)
②ものによっては固定力が弱いものがある(異音がでる、固定できない)
③値段が高い
ヤフオクなどで10gを切るのや1000円前後の安いものもあるようですが。
スタファンの利点と弱点はアンカーナットの正反対。
特に挿入についてはハンマーなどで「打ち込む」という乱暴な作業です。
打ち込む際コラム内部の素材が削れます。
というわけで
フォークコラムがカーボンであればアンカー1択。
(コラム内にスタファンを打ち込んだアルミパイプを接着するという方法をとるメーカーもあります)
FELT ZWAはアルミコラムのカーボンフォーク。
スタファンが付属です。
なので、まず付属のスタファンを使う方向で考えました。
スタファンをたたき込むには専用工具とハンマーが必要です。
ハンマーは手持ちのものを使うとして
専用工具は一番安いもので1500円くらい。
安いアンカーナットが買えてしまいます。
この工具を使っての作業はフォークを手持ちで行うようなのですが
フォークを地面に付けてでないと入っていかないような状況が生まれる懸念が
どうしても頭を離れませんでした。
コラムはアルミとはいえカーボンフォークに強い衝撃を加えることはしたありません。
というわけで一時はアンカープラグを購入する方向に傾いていたのですが
「引き下げ法」を知り
せっかくアルミコラムなのだから
その利点を活かす方向で組んでみたくなり
結局付属のスタファンを入れて見ることにしました。
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