一番難物なのはFDだと思う。
そう思っている人はきっと多いはず。
いやほんとやっかいです。
ディーラーマニュアルDM-FD0002-05を参考にやっていきながら
その辺を書き留める。
①FD外ガイドプレートの角度調整
今回は組付けの時にここまでやっておいた。
マニュアルには
外ガイドプレートの平面とアウターリングの平面が平行になるように
面一にして六角レンチの様なもので確認的なことが書いてあるが
そもそも外ガイドプレートの平面部分とはどこからどこまでなのか
(結構曲面になっているような気がするのだが)
六角レンチで平行が見れるのか
アウターリングの平面部とは刃の根元の部分だよなとか
謎多し。
がちがちに正確にしないと変速や音鳴りに影響する
というわけではないことは経験上心得ているので
まあまっすぐだわなの線で納得しておく。
②ケーブルルートの調整(コンバーターon/offの決定)
このシステムはこのシリーズからだと思う。
BB下からのケーブルラインによってワイヤーを留めるルートを変えて
適正化を図るというヤツ。
ラインを測定するのにこのツールが必要
シマノ ケーブル固定位置判別工具(TL-FD68)
シマノ ケーブル固定位置判別工具(TL-FD68)
センターラインの右か左かで
コンバーターのon/offを決める。
このフレームの場合はギリonの側。
ラインに揃ったらどちらでもいいらしい。
③ケーブルの仮止め
ケーブルを張ると後の調整が楽になるらしい。
この位置で内ガイドプレートとチェーンに0~0.5mmの隙間。
つまり擦らないギリの位置ってこと。
この調整もFDの高さとアウターリングとの平行がしっかり出ていれば
さほど困難ではない。
L側ボルトを回して調整出来る。
⑤ケーブルの張り調整
さてこの手順です。
④でインナー側最内位置を確定したら次にやる作業がこれというのは
考えてもわからない。
しっかりマニュアルを読むべきところ。
RDを先に取り付けるべきなのはこういう手順になるから。
(RD取付時にFDの操作が必要になってもLHボルトでアウターなりインナーなりに固定しておくのはたやすい)
ケーブルアジャスターを回して
内ガイドプレートとチェーンが0~0.5mmになるようにケーブルを張って行く。
このフレームには
はじめからアジャストボルトがついており
ケーブルアジャスターが不要なのが美点だが
思いの外回転が渋かった。
BB下のケーブルガイドの弾力のせいか
初期伸びが十分に取り切れていなかったのか
始めアジャストボルトだけでは張りを調整しきれず
再度FDのワイヤーを固定し直した。
再度アジャストボルトで調整して適正値へ。
⑤アウター側調整
Hボルトで外ガイドプレートとチェーンを0~0.5にして完了。
⑥確認
色んなギヤ位置で変速してみてチェーン落ちのないことを確認。
実施に乗ってみて力が掛かったときにどうなるかを実走で確認する必要があるが
一応完了。
今回の支出:シマノ ケーブル固定位置判別工具(TL-FD68) 391円
ここまでの経費:91,865円