2020年1月26日日曜日

ロードバイク FELT ZWA バラ完 第10回 スターファングルナットかアンカープラグか

プロ(PRO) ギャップキャップ エクスパンダー カーボン ロング PRHS0072
スレッドレスフォークの場合
ヘッドパーツの玉当たりは
トップキャップのボルトでフォークを引き上げ
トップキャップでステム・スペーサー・ヘッドカバーを押しつけることによって
調整します。

フォークを単体で購入した(完成車じゃない)場合
フォークを引き上げるための「ナット」は
フォークコラムに入れられていません。

その「ナット」には
スターファングルナットと
アンカープラグ(アンカーナット・コラムプラグ・ギャップエキスパンダーとも)の
2種類があります。
このエントリ冒頭の写真がアンカーナットです。

アンカーナットの利点は
①挿入後ネジで広げていって圧着させるためコラムの素材にやさしい
②コラム内に金属の構造物が入るので補強になる(ステムの締め付けの)
③挿入位置の変更が比較的容易で再利用もできる
弱点は
①スタファンに比べ重い(10g:30gくらい?)
②ものによっては固定力が弱いものがある(異音がでる、固定できない)
③値段が高い

ヤフオクなどで10gを切るのや1000円前後の安いものもあるようですが。

スタファンの利点と弱点はアンカーナットの正反対。
特に挿入についてはハンマーなどで「打ち込む」という乱暴な作業です。
打ち込む際コラム内部の素材が削れます。

というわけで
フォークコラムがカーボンであればアンカー1択。
(コラム内にスタファンを打ち込んだアルミパイプを接着するという方法をとるメーカーもあります)

FELT ZWAはアルミコラムのカーボンフォーク。
スタファンが付属です。

なので、まず付属のスタファンを使う方向で考えました。

スタファンをたたき込むには専用工具とハンマーが必要です。
ハンマーは手持ちのものを使うとして
専用工具は一番安いもので1500円くらい。
安いアンカーナットが買えてしまいます。

この工具を使っての作業はフォークを手持ちで行うようなのですが
フォークを地面に付けてでないと入っていかないような状況が生まれる懸念が
どうしても頭を離れませんでした。
コラムはアルミとはいえカーボンフォークに強い衝撃を加えることはしたありません。

というわけで一時はアンカープラグを購入する方向に傾いていたのですが

「引き下げ法」を知り
せっかくアルミコラムなのだから
その利点を活かす方向で組んでみたくなり

結局付属のスタファンを入れて見ることにしました。



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2020年1月25日土曜日

ロードバイク FELT ZWA バラ完 第9回 フォークコラムカット


フォークコラムは長めに残すにしても
こんなに長くては仮組もできません。

なぜならコラムスペーサーが足りないから。
(コラムスペーサーが十分あっても危険なのでやめましょう)

というわけで
ステムハイト40mm
ステム下スペーサー10mm
ステム上スペーサー5mm
を残してカットします。

上図の2本のけがきがステム上端とステム上スペーサー上端。
この真ん中当たりをパイプカッターで切断します。




どこにでも売っているこの機械で挟み込み
ぐるぐる回しながら切るという寸法。
これはカーボンコラムには使えない技なので
アルミコラムをチョイスした理由でもあります。

歯の甘くなったパイプカッターより
木工鋸でカーボンパイプ切る方が楽だったかも知んない。

とはいえ5分くらいで切断。


歯が甘くなっていたので
切断面もきれいではありませんでした。

そしてパイプカッターで切ると
切断面がなぜか膨らんでしまうので

トップカバーやステムが引っかからないように
やすっておきます。



スタファンかプレッシャープラグか決めかねているためここまで。



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2020年1月18日土曜日

ロードバイク FELT ZWA バラ完 第8回 ステム仮組付


TNI Helium17を取り付ける。

このステム80mmで86gと驚異的な軽さで
税別4200円。
軽量化を図りたい貧乏人にはうれしいスペックだが
美味しい話に裏があるのはこの業界にかぎらない。

軽量化のための薄く小さい造作ゆえに
剛性や耐久性が劣のでは無いかという懸念は
素人にも思い至るところではある。

しかし、耐久性はともかく
剛性面については
アルミの剛性感を嫌うがゆえwomenモデルのフレームをチョイスした
今回のコンセプトにはむしろ合致すると言えよう。


小ぶりで細身のデザインは
このフレームに対しバランスよく感じる。

スローピングのトップチューブに17°(つまり地面と平行になる)は
賛否が分かれるところだと思うがグロス仕上げの塗装を優先した結果。
(現行品は6も17もマットのみ。17の在庫にグロスがあった。)

「南米森林屋」にはボルト(穴)が弱い、精度が悪いという評語が。

T20のトルクスネジを使う小さいボルトなのでさもありなんという気もしたが
トルク管理と押し8・回し2を徹底した結果なめることは無かった。

精度云々についてはこれから検証。


組み立て作業の便宜上フォーク(とヘッドパーツ)を押さえるための仮組だが

コラムのアルミ地金が見える点と
ポストがマットで幅広いの点が気になり始めた。

新品 TNI Helium17(ヘリウム17)グロス(ツヤ有)80mm 在庫限り:4,500円
ここまでの経費:72,329円



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2020年1月15日水曜日

ロードバイク FELT ZWA バラ完 第7回 BB(ホローテックⅡ)組付


自転車を組むたび
どこから取り付けていくのが正しいのだろうかと
思うのだが

やはり
ヘッドパーツとBB(ボトムブラケット)は
パーツの中でもよりフレームに近いイメージなので
(これが付かないと次が付かないということもあり)
いつもこれらから組んでいくことになる。

今回は圧入式では無くねじ込み式のホローテックⅡ。
こだわった部分。
購入したパーツはSM-BBR60

右側が逆ネジ(反時計回りで締まる:68mm仕様)というところ以外
難しいことは無いのだが
PWTのホローテックレンチには
BBR60に付属のアダプター(TL-FC25)が嵌まらないという
ただ一点が難所。
(昔のホローテックBBが回せたんだから嵌まらなきゃおかしいはずなんだけど)


PWTにもBBR60用のアダプタが付属しているので問題は無い。
(ちなみにBB9000用も付属)

TL-FC25を使って手でいけるところまで回して
その後PWTを使って推奨トルクの35-50N-mまで締め込む。

といってもそんなトルクレンチはもっていないので
普通の力でいけるところまでを規定トルクと仮定して
(昔工具とトルクに関するそんなうんちくを聞いたことがある)
それで終了。

玉当たりの調整なんてないから楽でいいよね。
プラモだよね。
(実はプラモより簡単)

サドルとピラー置くところがないからもう付けてるけど。

SM-BBR60: 2,110円
ここまでの経費:67,829円


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2020年1月14日火曜日

ロードバイク FELT ZWA バラ完 第6回 ブレーキ取付ナット発注


なんだか座り仕事が多くて
昨日はパナモリに乗ったけどほんの10kmだし
身体が凝ってかなわないので
早朝散歩をしてみました。
1万歩弱だけどね。

その時の画像。
パーツの写真ばかりじゃそもそも爽やかさに欠ける。

ところで
ブレーキキャリパーをフレームに当ててみたんだ。
たまたま。

届かない。


ナットとボルトが噛み合うところまで入ってない様子。


フォークのおマタに張ってあったシールに書いてあるとおり
EXTRA-LONG 30MM BRAKE NUTを使っているのに。

よく見てみると1cmほど先に段差があって
ナットの頭がそこで引っかからなきゃならないらしい。
いわゆる枕頭式。


枕頭して無いす。
シマノのスモールパーツでも32mm以上の長いヤツは出てないし。

今付いてるナットの頭の直径を測ってみると12mm。
試みにwebの写真を定規で計測して比率で換算してみると
頭の部分が10.5mmになった。
リアブレーキのナットの頭を計ってみると10mm。
Canyon Ultimate CFは12mmでザグってあった訳ね。

早速シマノ取り付けナット(前用/32.0mm)641円を発注。

これまた予定外の出費となりました。


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2020年1月13日月曜日

ロードバイク FELT ZWA バラ完 第5回 ステム発注


メンテナンススタンドを持たない私は
クイック軸を挟み込むタイプのスタンドで作業しいる。

当然前後輪を装着しての作業となるのだが
フォークが固定されていないので
不便だし精神衛生上よろしくない。

そこで
Canyon Ultimate CF SLX 8.0からの移植パーツ第1弾として
ステムを取り付けてフォークを固定することにした。

フォークの固定は
スタファン(またはアンカーナット)を入れて
トップキャップで閉じて完成だが
固定だけならステムでヘッドパーツを押さえるだけで十分。

聞くところによると
トップキャップで玉当たりの調整が済んだら
ステムを固定してキャップもアンカーもとっぱらって
軽量化する強者もいるらしい。

カーボンコラムは割れの懸念があるので
アンカーナットは補強の意味もあるのだとか
ステムのボルトもあまり強く締められないので
トップキャップと総合的に固定力を得ているのだとかいう説も聞くので
大丈夫なことかどうかはわからないが。

ところが
CANYON純正V13ステムを入れてみると
すかすか。

CANYONのフォークは1 1/4(スーパーOS)だった。


よく見りゃ書いてある。

FELT FWAのアルミコラムは1 1/8(OS)。

あまり予算がないのでなるべく使い回す方針
(というよりもパーツの載せ替えが目的)なので
シムで解決できればとググってみるも
1 1/4(32mm)→1 1/8(28.6mm)へのシムは見つからない。

しばし途方に暮れたが
いずれポジション調整だの軽量化だのと称して
交換するんだろうなと考えていたので
かつてピックアップしてあった
TNI Helium17 80mm(82g)¥4,580を
購入することにした。

これについては悪評も聞くのだが
廃盤のグロスブラック(現在はマット)を見つけてしまったので。

どうやら現在はマットが高級でオシャレとされているようだが
トップ写真のように
グロスのフレームとヘッドパーツにマットブラックはバランスが悪い。

とりあえず使ってみてひどいようなら悪レビューしてみよう。



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2020年1月8日水曜日

ロードバイク FELT ZWA バラ完 第4回 ジオメトリの確認とフレーム重量測定

参考:ジオメトリ表(公式より)


相変わらずZW75のフレームであること前提。

重量はCRCによると1.8kg。

実測してみたところ1.7kgだった。
但しこれはTANITAの体重計で自分の体重を引いた値。
ちなみにフォークは0.7kgと出たが
合わせた重量は2.3kg。
というわけで
フレーム+フォークで2.4kgに限りなく近い2.3kg台
というのが正直なところか。

CRC、正しい値じゃん。

ちなみに同様のやり方で計ったCanyon Ultimate CF SLX 8.0は
6.6kg(カタログ値6.75kg)。
但しXSサイズなのでこんなもんか。



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