エンドの平行が確認、修正できたので、今回の作業の眼目であるディレーラーブラケットのゆがみを修整していきます。
以前転倒したときRDを打っており、手で曲げてディレーラー調整しただけになっていたブラケット。
ローに入れたときにプーリーケージのねじがスポークにかすかに接触するも、ねじのアタマをやするという力技で乗り切っていた難局(それでもきちんと変速していたのだから、結構アバウトな物なんですね、ロードバイクって)。
今回専用工具のレンタル制度を利用して、適正化することに相成りました。
PARKTOOL DAG-2エンドアライメントツール |
精度の高そうな作りです。
めんどくさいのでチェーン付けたままRDを外してみました。
(結果的にチェーンを切ることになりました。手抜きは禁物ですね。)
ホイールとRD入れてみると、確かにプーリーケージがスプロケットと平行になっています。
ツール根本のボルトをしっかり締めます。
工具の面がブラケットの面に圧着。
ホイールのセンターが出て、触れもないと仮定して(いや、信じて)リムサイドで間隔を測定します。
とりあえずこの位置でゲージを合わせて、
次にこの位置で。ゲージが相当リム内側まで入り込んでますね。
工具とフレームをひっつかんでエンドを曲げます。
割合簡単に曲がります。
ぴったりになりました。
今度はこの位置で。
ココは離れてますね~。
で、同様にぐいぐいやって修正。
あとは、ひたすらこの作業の繰り返しになります。
エンドの平行が一瞬だったので、これも3カ所くらいぐいぐいぐいでおわりのイメージでしたが。
あっちを近づけるとこっちが離れと、3D的に歪んでいるらしく、なかなかぴたりとは収まりません。
プロの職人さんはこの辺のスキルをお持ちで、それが工賃というものなのでしょう。
あんまりやってるとクロモリとはいえ金属疲労も心配です。
全体ぴたりまでは持って行けなかったところが残念ではありますが、ふれがかなりおさまったなぁ、という感じのところでよしておきます。
こんな写真見てももちろんわかりません。 |
(バッテリー切れのため写真がありません)
調整して回してみた結果、ケージのスポーク当たりは完全に解消されていました。
RDの変速感が若干変わりましたが、それはこれから微調整ってことで。