2021年3月6日土曜日

ウクレレ日記#97 電気ウクレレ比較 KESOTO 23インチコンサート ammoon 21インチソプラノ


夜間の練習用にammoon 21"電気ウクレレを使用しています。
ソリッドボディーで共鳴しないため弦の音しかせず気兼ねなく練習できます。

最近Low-Gの楽譜を使い始めたのでLow-G用のソリッドも欲しくなり

これが思いのほかよかったので
比較してみました。
以下KESOTOを「K」ammoonを「A」と表記します。

Kは2021年2月、Aは2018年8月に購入しました。

諸元についてはリンクから販売元のページで確認してください。
ここには手もとにある故にわかることを書きたいと思います。

○外観


Kは販売ページではKESOTOと謳っていますが
ヘッドには「ammoon」とプリントしてありました。

結局
KESOTO 23インチは
ammoonのコンサートサイズ版
なのですね。
Kにも21インチ(ソプラノ)サイズがあるので
それはAとまったくの同製品だと推測できます。
ただ
販売ページの写真ではヘッドのプリントデザインが違って見えましたので
「ammoon」が届くかどうかはわかりません。

全体の色味はボディ、ネック、ヘッドはKの方が若干濃く(赤みが強く)て
指板はAの方が濃い(黒みが強い)です。

ボディが樹脂では?というレビューを見かけることがありますが
裏蓋(ピックアップ基板?ヘッドフォンアンプ?の入っている部分のフタ)
を外してみると木材であることが見てとれます。
塗装がたとえばウレタンを染み込ませるとか
木目を樹脂で埋める系のもののようなので
そう感じるのかもしれません。


○ボディのサイズ感

長さ K:約58.5cm  A:約52cm(ストラップピンを除く)
幅  K:約11.5cm  A:約9.5cm(ボリューム/トーンノブを除く)

やや大きい分Kの方がヒジで保持しやすい感覚です。


○指板のサイズ感

ナット幅    約3.5cm(同じ)
12フレット幅 約4.4cm(同じ)

Aは指板の幅が狭く弦落ちしやすいと言う人もいます。
慣れればそんなこともないのですが以前は私も何度かやりました。
その点Kの方は弦落ちしなさそうな安心感があります。
1弦・4弦外の幅もほとんど同じくらい(1フレットで約mm)なのに。
テンションとか弦高の関係でしょうか。

○弦高

弦高が測れるタイプの定規を持ってないので数値はわかりません。
1フレットはKの方が弦高が低くて明らかに弾きやすいです。

逆にサドルはKの方が高くなっていますが
12フレットでは大体同じくらいの高さになっている感覚です。

○フレット間

これはソプラノとコンサートの基本的な違いですが
12フレットのところでKの方が18mmほど長くなります。

○電気系統

9V角形交流電池を入れて増幅させる仕組みは同じ。
ヘッドフォンアンプ内蔵でヘッドフォンがあれば増幅された音が聞こえます。
(3.5mm出力ジャック)
エンドピンはシールドジャックなのでプリアンプも入ってるってことかな?
(6.35mm出力ジャック)
3.5mm入力ジャックもついています。

ところでAの方は通電するとブーンという音が常に聞こえます。
これまで仕様だと思っていましたが
Kでは全く聞こえないので不良なのでしょうね。

それからAは4弦のボリュームが他と比べて小さいのですが
Kではすべて均等に出力されます。

練習用サイレントウクレレとしてしか使ってないので関係ないですが。


あとボリュームとトーンのスイッチの取付幅が違います。
おそらく意味なし。(Kのが狭い)


ちなみに黒い裏蓋は
Aしか持ってないときは保護シールが取れないものだと思い込んでいましたが
Kの保護シールがネジ部分で若干剥がれているのを見つけ剥がしてみたら
きれいに取れました。
というわけでAも3年にして保護シールを剥がしてかっこよくなりました。


ペグが微妙に変わっていまして
Aでは長かった軸が短くなっていて
より下の方で巻き取れるようになっています。

【まとめ】
以上の様に
改善が加えられているのを感じました。
(弦高、電気系統、ペグ)
練習用サイレントとしては総合的にKのがお勧めだと感じています。
私はもともとlow-Gを張るのにKを購入しましたが
ノーマルチューン用もこちらにしたくなりました。
(Aがあるのでしませんが) 

0 件のコメント:

コメントを投稿